障害者控除 - 税額控除、これで相続税がダウンできる!

税額控除、これで相続税がダウンできる!

障害者控除

遺産相続するときに法定相続人が障害者であるケースがありますが、この場合「障害者控除」という法律が適用されます。
障害者控除とは遺産相続する障害者だけに与えられた特権で、相続税が安くなります。
それでは障害者控除の内容はどのようになっているのか、ここではその説明をしていきたいと思います。

はじめに障害者控除が適用される条件は70歳未満の障害者で、これに該当する法定相続人は相続税から一定の額をマイナスすることになっています。
これは国が法定相続人となった障害者を守るための特例措置であり、ほかの法定相続人にはないものです。
また障害者の中には身体障害者手帳3~6級の「一般障害者」と身体障害者手帳1~2級の「特別障害者」と分けられますが、一般障害者の場合は満70歳になるまでの年数1年につき6万円で計算した額が、特別障害者の場合は満70歳になるまでの年数1年につき12万円で計算した額が障害者控除になります。

計算式は一般障害者の場合は6万円×(70歳-相続したときの年齢)=控除額、特別障害者の場合は12万円×(70歳-相続したときの年齢)=控除額となり、相続したときの年齢に1年未満の端数がある場合は切り捨てになります。
つまり一般障害者の法定相続人が30歳5か月だとすると6万円×(70歳-30歳)=240万円となります。(5か月は端数切り捨てになるため)
特別障害者の場合も同じで12万円×(70歳-30歳)=480万円となります。(5か月は端数切り捨てになるため)
このように障害者は程度に応じて控除が受けられますから、周囲の人がしっかりサポートしながら手続きを進めていきましょう。

なぜこのような制度が設けられているかと言うと、障害者の人の中には被相続人が亡くなった後、一人では生活できないケースが多く、何かとお金がかかる可能性が高いからです。
したがって相続した財産に頼らざるを得ない状況になるため、できるだけ負担を軽くするのが目的なのです。

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